撮影もひと段落し、そのあとは親戚の家に移動してカクテルパーティ。夕方からロゼやシードルなどのの軽いお酒を飲む。それに合う軽い料理や、部屋のデコレーションなどを朝からお義母さんやお義姉さん、その他親戚の人たちで準備してくれた。その料理たちの飾り付けがなんともわたしの好みで、フランス人というのは元からこういうセンスを持って生まれる人種なのだろうかと考える。
もうあとはひたすら喋りっぱなし。賑やかな温かい家族で、思い思いにわたしへいろいろ質問をしてくれる。兄弟はいる? ホームシックになったりしてない? 日本とのカルチャーショックは大きくないのか? 大学では何を専攻してたの? 日本ではどんな仕事をしていたの? これからどんな仕事をしたい?...etc 19歳のアナは、「なぜベジタリアンなの?動物が好きだから?」とか、11歳のトムは「Ayami! ワンピースって漫画知ってる?」とかどしどし聞いてくる。いつも思うけれどフランス人は人に何かを尋ねることに対して物怖じしない(もちろん人にもよる)。
パリジェンヌのナタリーとはもう5年以上になり、従兄弟ような、親戚みたいに近い大事な友人。今回の結婚式の証人も務めてくれてた。カクテルパーティの時、旦那さんの親戚たちがわたしに「日本とのカルチャーショックはない?大丈夫?」なんて質問してくれる時、彼女が代わりに答える。「大丈夫、彼女はワイン大好きなくせに SAKE(酒)は嫌いだし、わたしよりもいつも時間に遅れるし、ベジタリアンだから魚も食べれないし!彼女にはフランスにはカルチャーショックなんてないのよ。」
2時間くらい経った頃、ピンポーンと家のチャイムが鳴る。お義母さんたちが、あ!来た来た!なんて言いだして玄関に向かう。
宴の大とり、”Pièce montée”(ピエス モンテ)の登場。ピエス モンテとはマカロン、チョコレート、ミニシュークリームなどの小さなお菓子を高く積み重ねた、飾り菓子のこと。フランスの結婚式は、”Croquembouche” (クロカンブッシュ)と呼ばれる、キャラメリゼされたミニシュークリムをピエス・モンテに積み上げたものがもともとの伝統なのだそう。
これを切り分けてみんなに振る舞うのは新郎新婦の役目。第一刀を新郎新婦で一緒に入れる。日本のウェディングケーキ入刀はここから来たのかと、改めて知る。違うのは、フランスのケーキは本物でそのあとすぐにみんなで食べるということ。
このピエスモンテの時には、シャンパンが用意され、みんなで乾杯をしてシャンパンを飲むのも伝統。Cyrilもスピーチをし、わたしもスピーチをする。
”dragée”(ドラジェ)と呼ばれるアーモンドを砂糖で包んだお菓子を来てくれた人たちへ最後に配るのもフランスの伝統。
夜は若い人たちだけで街のレストランで夕食。
温かい結婚式の一日でした♪
今日はここまで。
A bientôt
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